今回の物件NOWは、当社物件の外観デザインの価値をさらに高めている「植栽」についてです。

 

現在、当社物件(静岡エリア)の庭スペースから玄関は「シーケンス」としてデザインされています。
玄関までの空間を一つの『物語』と捉え、ご家族の往来が素敵な時間になるよう配慮しています。

植栽はそのシーケンスのとても重要な要素です。

緑ある空間が人にとって和み・癒しになる事は言うまでも無いですが、
外観デザイン的視点では、重厚でモダンな建物(直線的・無機質な素材感)と、
鳥や蝶などの生き物が軽やかに集まる植栽(曲線的な有機物)とのコントラストが見事な美しさを生み出しています。

当社の植栽は、カーサブルータスなどメジャーな雑誌にも度々取り上げられる造園業社さんに依頼し、1棟毎に景観づくりを行っています。

 

では、植栽が出来上がるまでの過程をご紹介していきたいと思います。

始まる前の物件外構。樹木と造園資材を載せたトラックが到着。

まずは、シンボルツリーを植える場所を決めます。

この物件のシンボルツリーはモミジとアオハダです。
事前に物件のデザインと外構図面を把握し、それを基にしながら現場の状況を確認し位置を決定します。

ある程度砂利を除いたのち、シンボルツリーを試験的に配置しながら、樹木の向きと枝ぶりを確認。
物件デザインや周辺に合わせて美しい見た目になるよう、1本ずつ剪定作業を行います。

剪定作業が終わったら、根鉢よりも大きめの穴を掘り、シンボルツリーを据えます。

 

2本目も同様に、植える位置や向きを確認して剪定作業を行います。
剪定は外観デザインと樹木のバランスが整うまで繰り返します。

 

ここはいわゆる潅水作業ですが、2本とも穴に据えたのち、穴を土で埋めていきます。
土は植栽の樹木に合わせ、業者さん選定のものを使用します。

 

数回に分けて土をかけて踏み固めたのち、外周に水鉢をつくり水を注ぎます。
その上にさらに土を被せ形状を整えていくと…、シンボルツリーが華麗に並びました。

 

今回の物件はここでポストの設置作業。
同時に、ライトアップ用のガーデンライトも仮で埋め込みます。

 
所定位置にポストを立て込み、支柱をコンクリートで固め養生します。
(※ポスト、ライト設置の順番は外構の広さや諸条件により異なります。)

 

次に植栽の世界観を醸し出す、石や低木の配置を決めて行きます。

バランスを考慮しながら溶岩石と低木を仮配置。

 

 
メリハリを付けて石を配置。
低木の種類と位置を決め、穴を掘って低木を据え、シンボルツリー同様に潅水作業を行います。
全体がまとまったら土を被せ形を整えていきます。

 

この工程はとてもクリエイティブです。

 

シンボルツリーの根元に世界観を作り出す作業は、その場で諸条件を判断して形づくります。
石を適宜配置して土を被せたのち、一度形状を整えて起伏の付いた土壌を作り上げるのですが…、
低木を植える際は、一度整えた土を再度掘って、一つ一つ植えていきます。

最初から決めて作業をするのではなく、バランスを見極めながら徐々に形を組み立てていくんですね。
(ガーデンライトもこの段階で位置が決定され、埋め込まれます。)

後は仕上げの工程として苔を貼り、化粧砂利で雰囲気を整えます。

 
培養土を敷き詰め、苔を丁寧に貼っていきます。

 
そしてたっぷりと水やりをしたあと、周りに化粧砂利を配置。周囲に植栽がとても自然な感じになじんでいきます。

 

周囲の清掃をして作業は完了。どの角度から見ても美しい植栽が完成しました。


別々だった園芸資材が自然に一体化しています。どこから見てもとても綺麗ですね。


物件の完成写真や動画はHPでご紹介していますが、出来るまでの過程を見ると、適材がスピーディに形になっていき、そこにはセンスと高い技術力、経験がある事がわかります。

 

静岡エリア物件には植栽が施されていますが、1棟毎に「オンリーワンの庭」として価値ある施工が施されています。
当社物件の内覧の際は、ぜひ植栽にも注目してみてください!

 

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弊社は2022年6月23日、東京証券取引所『スタンダード市場』に新規上場いたしました。

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