1月下旬、晴天の名古屋支店で「職業体験学習」が行われました。
名古屋市の中学生2名が来社し、2日間に渡り弊社の業務を体験しました。今回の物件NOWはその様子をご紹介します。

※今回、学生さんのお顔は掲載できませんが、お二人の背中から真剣な学習の様子を感じられます。

 

◆ 職業体験1日目-1 「オリエンテーション」

 
緊張の面持ちで入ってきた二人。席に着いた後、名古屋支店のスタッフから一言づつ挨拶がありました。

 


1日目の午前中はオリエンテーション。
案内は名古屋支店勤務、一級建築士の竹之内が務めます。

 

 
物件パンフレットや会社の冊子を見ながら、弊社の業務内容を順に解説。
中学生の二人は当然、何もわからない所からの体験なため、
ホームポジションという会社が何をする会社か、住宅産業の業務はどんなものなのか、どういった仕組みなのか、
そもそも会社ってどんなもの? そういった基本的なところから説明が始まりました。

 


今回の職業体験は名古屋支店のオフィスルームで行われました。
設計業務や、建築士のお仕事の紹介には、このオフィスそのものも題材になります。

 

 
普段目にしている壁や照明、ドアや家具、人の動き。建築においてそれらすべてに関係するのは、「ものの大きさ」の重要性。
目に見えるもの(デザイン)と、目に見えないもの(構造物全般)に着目し丁寧に解説していきます。
身の回りにある「当たり前」がとても重要である事に、二人も興味深く聞き入っていました。

 

◆ 職業体験1日目-2 「実物体験」


休憩後は実際に様々な事例の見学と体験・体感です。
名古屋支店はオフィスにショールームが併設されていますので、実際に様々な事例を見る事が出来ます。

 

 
会議室の照明の種類、色や壁紙、玄関の段差や天井までの高さ、そしてリビングの広さなど…
暮らしの空間がどのような理由でそのように作られているのか、解説が続きます。


キッチンスペースでは人間の動作に必要な幅の話から、サイズ感や定められた広さには理由がある事が見えてきます。
キッチンはなぜこの高さなのか、なぜこのスペースがいるのか、収納棚や冷蔵庫はなぜこのサイズ、奥行きなのか…。

 

 
解説は、LDKからサニタリースペースへ。リビングとは異なる壁や床などの部材、その理由にも着目していきます。

 

実は、建築士竹之内から二人にはこんな質問が。
「このショールームのリビングって何帖くらいあると思う?」。

この時点での二人からの回答は、10帖に満たない返答。

 


竹之内が両手を上げているのは、寸法と棚の奥行きの関係性を説明しているためです。
同時に、ものの大きさを図る「単位」についても、人の身体が密接に関わっている事を解説。
寸法、寸足らず、の「寸」って何? 「帖」ってどのくらい?
建築の独特のサイズがどこから来るのか、解説が続きます。

どうやら二人にも、徐々に答えが見えてきているようです。

 


オフィスに戻り答え合わせ。一般的にLDKはだいたい18~20帖ほどの空間になる、という答えに二人は納得。

…確かに、中学生の時点では、リビングは何帖あるのか 何でその広さが必要なのか、そのための設計って?
この理由を考えることはあまり無いですよね。
体験学習1日目では、家づくりの前提とその根拠をじっくりと説明し、理解を深めました。

 

 

◆ 職業体験2日目 「CADソフトを使って図面作成」

 


二日目は実物件のラフ図を元にCAD入力を体験し学びます。
実際の設計業務ではどのようなプロセスで間取りやデザインが構成されているのか、
そのオペレーションはどの様に行われているのか、1日目の経験を活かしてトライ!

 

 
紙面書類の見方、CADソフトの操作方法等、順に学んでいきます。
二日目は竹之内に加え、名古屋支店スタッフの福田も参戦。マンツーマンでサポートします。

 


操作方法のほかに、図面というのは家を上から見ている事についても解説。
PC上(図面)での見え方と、実体験での広さの感覚にはズレがある事をレクチャー。

普段は見えていない柱や壁が、どのようにアプリケーションの設定に反映されているのか、
とても難しい説明なのですが、二人とも一日目の体験があるので感覚的に理解していました。

 

 
CADソフトも図面、書類も初めて見るはずですが…お昼を迎える頃にはある程度操作も覚え、
スタッフも驚いていました。

 


昼食休憩中、学生二人からたくさんの質問タイムに。竹之内が一つ一つ丁寧に答えます。
建築には数学や物理だけでなく、生き物や植物などの自然に関する知識も重要である事などをお話しました。

 


午後に入りCAD入力作業も大詰め。バスルームやキッチンなどの設備も順にソフト上に反映していきます。
二人ともだいぶ慣れてきて、入力作業のスピードが上がっていきます。

 
CADソフトのオペレーションはちょっとしたゲーム的な感覚で、むしろ世代的にはこの作業は得意分野かもしれません。
終盤は自ら積極的にスタッフに質問し、作業がはかどっていきます。

 


全ての入力を終え、いよいよ建物の立上げへ。2Dから3Dへ変わると、二人とも笑顔に★。

 

 
学生二人がCADを使って完成させた物件パースがこちらです!
それぞれ個性の溢れる素晴らしい住宅が完成し、竹之内も福田も、学生二人からも笑顔がこぼれていました。

二日間じっくり、密度の濃い体験だったと思いますが、お二人ともお疲れ様でした。

 


二日間の体験を終え、最後は名古屋支店の支店長に挨拶をし、ちょこっと歓談。
二人のとても真剣な眼差しと姿勢に皆さん自然と笑みがこぼれます。

今回の体験学習をきっかけに建築の事がもっと好きになって、二人の将来につながる経験になればと願っています。
いつか社会に出て活躍する姿をスタッフ一同楽しみにしています★

 

以上、職業体験レポートでした。


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